外銀から戦コンに転職した僕のブログ

外資系投資銀行フロントオフィスを経て、外資系戦略コンサルティングファームで働いた僕が書く、業界の話とか学歴の話とか

外資系 就職

外資系戦略コンサルにおける学歴フィルターの実態

投稿日:2015年3月10日 更新日:

3月1日に就活が解禁されたからか、急にアクセス数が増えています。

そこで今日は、外資系コンサル・外資系投資銀行における学歴による足切り(いわゆる学歴フィルター)について書いておこうかと思います。

一般的な学歴フィルターの有無については就職活動中の学生へ。学歴フィルターは存在するのか?で述べたように「普通はある」が答えなのだが、「どの程度なのか」についてはOBが存在するかなどの情報を基本に探るしかないというのが現状です。
そのためには、受けようと思っている会社に、過去に就職した先輩がいるかどうかを、大学に就職課などがあれば聞いてみるとよいでしょう。

そして、今回は一流と言われるような、外資系経営戦略コンサルティング企業においての学歴の取り扱いの現状について述べておこうと思います。
もしかするとこの情報で僕がどのファームにいたのかは特定が可能かもしれないですが、それはそれでご愛嬌ということで。。

さて、僕がいた外資系戦略コンサルティングファームの話を具体的にしましょう。

まず、学校のランクは4つに分けられます。
(1)顔パスランク
(2)OKランク
(3)極小ランク
(4)問答無用ランク
この4つです。この4つで、ESのチェック具合が違います。

まず(1)の顔パスランクとは、東京大学と京都大学です。
加えて、ハーバードなどの一流海外大学です。
この2校だけは別格で、基本的にESの内容さえ読まれずに試験に進みます。

次に、(2)のOKランクとは、旧帝大+東工大+一橋大+早慶+αです。
旧帝大とは、東京大学・京都大学・北海道大学・東北大・名古屋大・大阪大学・九州大学の7校です。
それに東工大と一橋大を足した、いわゆる国立大学の上位層はOKライン。そして私大では早慶のみOKラインになります。
海外大学に関しては、一流以外の「どこだっけ?」というのはここに入ります。
この層のESはななめ読みです。
基本的には、よっぽどおかしなことを書いていない限りは試験に進めます。

そして、ここで+α(プラスアルファ)と書いたのが、実は肝であります。
このプラスアルファには大きく分けて2つの可能性があります。
ひとつは、関西の私大、特に同志社の扱いです。
会社によって、同志社(と、立命館?)は入れるかどうか判断が分かれるところだと思います。
そしてふたつめが、パートナー陣の出身大学です。
しばしば、パートナが自分の出身大学を採用対象校に入れたがるケースがあります。
その時の決め台詞は「俺を見ろ、俺がここにいる」といった言葉です。
それによってファームによっては少し意外な大学がリストに入っていたりします。

(3)の極小ランクは、MARCHであったり関関同立の下位層であったりです。
このランクはTOEICがとてつもなく高いとか、何か特別なことがあれば試験に進めます。
数%はこの層から1次面接にも進んできています。

(4)は問答無用に落とす人々です。
偏差値の高くない大学からESを出してくる人々がいるのですが、学歴上将来的に仕事がしにくくなるレベルですと、やはり会社としても困るので、その辺は落としてしまいます。
「なんでうちを受けようと思ったのかね?」などという会話が繰りひろげられてしまうのです。
この言葉の裏には2つ意味があります。「受かるわけないのに」というものと「なんでうちのことを知っているんだろう」という2つです。
社員はコンサルは特殊すぎて、いわゆるFランの人には自社が知られていないだろうと思っています。
そして(4)に入られる方を中心に「問答無用に落とすことはないだろう!」と憤慨されるかたもいらっしゃることと思います。
しかし、これは致し方ないのです。理由はコンサルティングファームの面接などは基本的にコンサルタントが行うことが要因にあります。
人事担当はスケジュール調整や外部就活サービス、エージェントなどとの折衝だけが業務です。面接など選考過程には関与しません。
となると、多くの人とお会いしたり、ESを読んだりするのも、コンサルタントです。
数百人と決して多くはない戦略コンサルティングファームの社員は、本業のほうもあって、あまり採用業務に時間をかけられません。そんな中、過去にちゃんと全員分のESを読んでみたことがありますが、本当に訳わからない日本語の人がこの(4)には多すぎるのです。そういう過去のトラックレコードから判断され、切り捨てられています。

以上、4つのカテゴリにおいて通過した人のみが、筆記試験に臨みます。
そして、そこからは完全に学歴を無視した実力主義で進みます。
面接前にESを見て基本情報を面接官は頭にいれるので、多少のバイアスが掛かりますが、基本的にディスカッションを始めてしまえば、東大でも落とすし、立命館でも通します。

さて、参考になったでしょうか?
それでは皆様の成功を祈念して。。

-外資系, 就職

執筆者:

関連記事

合コン風景

外資系投資銀行の遊び方② 誰と合コンしているのか?

外資系投資銀行に勤めていると、よくその世界について聞かれることが多かった。 そこで、彼らの遊び方についても書いてしまおうというエントリーの第二弾! よく聞かれる質問その2「芸能人とか来ちゃったりするの …

外資系戦略コンサルティングファームの給与はいくらなのか

さて、今日はみんな大好きなお金の話。 僕は正直、外銀→戦コンで1/2以下に落ちました。年収で。 ベースサラリーだけで見るなら4割減ってとこです。 「よく生きてられますね」とか言われますが、生きていけま …

映画”何者”を見たら、就活勝ち組的な外銀・外コン経験者はどう思うか?

今後の採用面接実施(もちろん面接官として)に先駆けて、社内で話題だったこの映画「何者」を見てきた。 映画が終わって、シアターが明るくなったのちの、まわりから聞こえた声は「もう就活したくなーい」とか「あ …

大学別平均年収はトップ3校だけ別世界?私立勢は?

日本の総合大学における平均収入ランキングが以前、発表されていたので見てみましたが、なかなか面白い。 トップは東京大学。これは良いのですが、2位は一橋大学、そして京都大学と続きます。 私立でトップは4位 …

no image

あの大学の役員が多い企業シリーズを見てみた結果

11月は東洋経済が本気を出している。 役員シリーズである。これが結構面白い。 まず何が面白いって、特集が慶応から始まり、早稲田まで9日。 その後はスピードアップし、東大・京大はセットにして早稲田から5 …