年末年始、みなさまはいかがお過ごしだろうか。
一人暮らしをする学生も実家に帰る人も多いだろうが、
実家では何もすることがないと感じてしまう人もいるかもしれない。
今回は、そんな年末年始の時間を使って、就活生が読むべきロジカルシンキングの本を5冊、まとめてみた。
そもそもロジカルとか言われても生まれつき頭が悪いのはしょうがない、なんて言葉をよく聞く。
しかし、現実はそういったことはあまり関係がない。
というか、もしそうなんだとしても、それは今さらどうにもならないのなら考えるだけ無駄である。
考えるべきなのは、自分のその”地頭”とやらをどれだけ効率的に使うかこそが重要なのだ。
ではどうやって効率的に、自分の頭をフルに回転させるのか。
その使い方の方法論のひとつがロジカルシンキングと呼ばれるものだと思う。
その効率的な頭の使い方を習得するための5冊を紹介したい。
【クリティカル・シンキング】
上記と同じく、グロービスのロジカルシンキング本。
こちらはより平易な文章で、教科書的に書かれているため、独学でスキルを学ぶのには最適である。
Amazonのレビューのようにこれだけでどうにかなるとは思えない内容ではあるため、
そういう意味ではビジネスマンがこれを読んで仕事がバリバリできるようになる!というのではない。
あくまで、とにかく基礎の部分について土台がためをするという意味では読むと良い本だと思っている。
【イシューからはじめよ】
こちらはどちらかというと、20代の若手ビジネスマンが読むとよいかもしれないが、
考え方をあくまでイシューに限定するという意味では優れた書である。
人間、気づくと、最終目標を忘れ、手元の作業に目が行ってしまいがちである。
しかし、あくまで”イシュー”という最終目標を意識して、そこへたどり着くことを考えれば、
人間は効率的に、論理的に考えられるのである。
【考える技術・書く技術】
マッキンゼー出身のバーバラ・ミント氏の名著。
とにかく説明不要なほど有名である。
事実、僕が新卒で入社した外銀では、入社した時に最初に「読め」と指示された1冊である。
これは書く技術などと言っているが、結局は考えたことをどうアウトプットするかを説明しているだけなので、
「別に書かないし…」などと言わず、読んでいただきたい。
もちろん、エントリーシート(ES)や卒論に使える技術も満載である。
表紙の画像を見てもわかるように、”ロジカルシンキング”の基礎である、イシューツリーが学べる、素晴らしい本である。
【戦略思考コンプリートブック】
上の本で基礎的な思考方法を学んだあとに、こちらでその更に一歩踏み込んだところを学ぶのはいかがだろう。
より実践的に「仮説→検証」を学べる本ではないかと思う。
特にこの本がいいところは、内容を非常に平易に伝えるために、ポップな作りになっている点。
【戦略コンサルティング・ファームの面接試験】
最後にこの本に出てくる問題で、自分の頭の使い方に変化が生まれたか、確認してほしい。
ロジカルにものを考えられているか?モノを考えるときに、”分解”と”比較”を正確に行えるようになっているか?
そういったことを意識して、この問題にあたってほしいと思う。