丸紅の社長の学歴は少しほかの商社と違う
商社の社長の学歴のシリーズ第4弾は 丸紅 です。
ここまで東大だったり国立大学の強さが見えるケースが多かったわけですが、ここにきてやっと私大にも日の当たるところが来ましたよ。
ここまでだと、世の中では慶應・早稲田の役員の数はすごい!なんて言うけれど、(参考:「全上場会社役員・出身大学ランキング トップ100校–慶應が12年連続首位」)一流企業のトップは結局国立大かよ!みたいな思いがしますよね。
丸紅歴代社長の学歴に見る特徴は3つ
見える特徴① 近年慶應が連続中!
私大出身社長が珍しい商社業界において、慶應生が2連続で社長就任と活躍
見える特徴② 文系が強い!
基本的には文系が強い傾向あり。しかも営業畑を経験していなくても社長になれる
見える特徴③ 結構バラけていて、誰にでもチャンスはある?
比較的バラけているように見えるので、誰にでもチャンスはあるかも??
社長名 | 大学 | 学部 |
市川 忍 | 神戸大学 | |
檜山 廣 | 一橋大学 | |
松尾 泰一郎 | 東京大学 | 経済学部 |
池田 松次郎 | ||
春名 和雄 | 東亜同文書院大学 | |
龍野 富雄 | 神戸大学 | |
鳥海 巖 | 一橋大学 | 商学部 |
辻 亨 | 東京大学 | 法学部 |
勝俣 宣夫 | 慶應義塾大学 | 経済学部 |
朝田 照男 | 慶應義塾大学 | 法学部 |
慶應義塾の強さが他の商社と比べても大きく目立つ
そんな中、丸紅では慶應生が日の目を見ます。昔は一般女性社員のかわいさが際立っているため『ギャル紅』なんて呼ばれるくらいで、今でいうCA(キャビンアテンダントではなくサイバーエージェントのほう)のような社風と言われていました。そういう社風だからか、早慶のような「リア充」で「うぇ~い」「ワンチャンあるで」とか犬好きしかいいそうにないことを飲み会でいうような派手な人が好まれるのかもしれません。
ちなみに、龍野社長以降4代の社長はすべて資材・パルプ部門(旧物資部門)の出身で、資材部門の社内での政治力の強さが際立っていましたが、近年ではそもそも稼いでいない部門であることもあり、管理部門出身の朝田氏が社長になるなど、派閥のパワーバランスが移っているようですね。